脱塩

琵琶湖のような淡水湖の干拓は良いのだが、海の干拓の場合、どのように土壌を脱塩するのか?
 
土壌の種類によっても変わるが、基本的には土層深くまで乾燥・酸化させて、生成した酸などを降雨や灌漑水で流出させたり、石灰などの化学薬品を使って中和する手法がとられるようだうだ。表面水を速やかに排除するために10m刻みで排水用水路を配置したり、土木的な工夫も必要。ただし、干拓地土壌に含まれる有機物は安定した腐植(腐葉土)が少なく、分解され易いので畑地化すると有機物の消耗が激しく、急速に土地が痩せる傾向があるようだ。
http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/gijutsu/dojou-sisin/1-6.html
http://www.ne.jp/asahi/chen/jianyuan/salt.htm
http://www.n-nourin.jp/sounousi/theme/result/H14seika-jyouhou/shidou/14seika01.PDF
 
日本では、有明海で鎌倉時代から徐々に干拓が始まっていたが、大規模になったのは江戸時代以降(因みに、オランダ最古のベームスター干拓地は1612年に完成)。昔は干拓地の塩分を抜いて水田化するための中和剤として綿を栽培したりしていたようだ。
http://www.atkyushu.com/InfoApp?LISTID=202&SCD=m200704
 
知らなかったのだが、大阪でもかなり干拓が行われていたんだな。古墳時代までは河内平野も河内湖という沼で、現在の大阪市街も上町台地を除いてはほとんどが海の底で、難波京がちょうど海のそばにあったようだ。川からの土砂の堆積と人による干拓によって、現在のような地形に変わってきたそうだ。明治以降、東洋紡やユニチカのような繊維産業が栄えたのも、干拓地の脱塩の為に綿栽培が盛んだった背景があったんだな。
http://www.kinki.maff.go.jp/introduction/seibi/shigen/1_8.html
(近畿農政局のこのHPの内容はこれ以外もかなり面白く、勉強になった)
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